1. 2019/05/04 16:59:12

    古代から現代に至るまで大きな社会問題になった主な感染症について詳しく書かれていて、現代人には驚異でなくなった病気も、昔の人にとっては市に関わる大問題であったことがわかる。しかも、疫病の発生が裏側で歴史を動かしたこともあるという。たとえば、南アメリカ発見後のインディオとスペイン軍の闘いで、スペイン人がもたらした天然痘が勝敗の鍵を握っていたなんて、これまで知らなかったので驚きであった。  昔の人にとって、感染症は得体が知れないので恐怖であったが、科学が進歩した現代人にとっても恐怖であることは変わらない。しかし、現代人である私達は、本書にあるように、冷静に科学的に感染症に注意していきたいものだ。

    人類と感染症の歴史/加藤茂孝