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2020/10/28 22:19:04
次郎物語もこの巻から戦後の刊行のようです。憲兵や配属将校の暴力下に暮らす学校生活はさぞや窮屈な者であったろうと思います。その中で次郎は自己の良心を頼り、学校を止める。焦臭くなっている今の日本に改めて生きる道を示していると思う。
次郎物語 4/下村湖人
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2020/12/14 10:15:28
素晴らしい著書でした。今更ではありますが、日本の弓道が、単なるスポーツなどでは 全くないということが、非常によく分かりました。 日本文化特有の「無」を理解しようと格闘する、若きドイツ人哲学者の苦悩と真剣なる 挑戦を通して、日本文化の神髄を改めて教えられる思いです。その弓術師範とドイツ人 哲学者との師弟関係も素晴らしい。心洗われる感動がありました。僅か百ページほどの 小著ですが、その内容は広大無辺でした。強くお薦めしたい良書です。
日本の弓術/オイゲン・ヘリゲル述
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2016/03/02 23:33:30
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2020/11/05 22:12:33
下巻は日本(アジア)のファシズムとインドのデモクラシーについて書かれています。日本がなぜファシズムに陥り、あの悲惨な戦争行為を遂行し続けたのかを、戦後生まれの日本人としてちゃんと考えたくて、購入しました。簡単に答えの出る問題ではありませんが、そのことについて考える参考になりました。
新品本/独裁と民主政治の社会的起源 近代世界形成過程における領主と農民 下 バリントン・ムーア/著 宮崎隆次/訳 森山茂徳/訳 高橋直樹/訳
2017/06/27 21:30:31
バウドリーノ 上/ウンベルト・エーコ/堤康徳